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2024/10/09 20:42




テフロカクタス ゲオメトリクスには二種類ある



種から育てる実生。
それとカキコの二種です。

まず種から育てる実生ですが希少です。
これは種が希少なのではなく、育てるのにコストが掛かるからです。
実生は育つスピードが遅く、比例して球もなかなか増えません。

故にヨーロッパのナーセリーでは実生のテフロカクタス ゲオメトリクスはほぼ存在しません。
現地ナーセリーのボスが口を揃えて語っていました。
ヨーロッパ内で実生のテフロカクタス ゲオメトリクスを見たことがないと。



LIGHTHOUSE.PLANTSが扱うカキコの魅力




では後者である「カキコ」の魅力とは?

育ちが早く量産し易い。

例えば4球のテフロカクタス ゲオメトリクス。
「3球 ミッキーマウス」の造形にしたいと思えば一球選定します。
この球を土に植えておけば発根します。

飼い主がコントロールでき、かつ成長速度が早い。

ちなみに「球」はどれくらいのペースで増えるのか。

実生であれば2、3年。
カキコであれば1、2年。
とのことです。



実生とカキコの見分け方は?



最大の特徴は土台となる一球目の形状です。
実生は一球目が縦に長いのが特徴です。
しかしこれは育てていくと丸くなると言われています。
ただし相当な年月が必要らしいです。



球が外れやすいのは本能



原産地のアルゼンチン カタマルカ州でどのように子孫を反映させてきたのか。
実生で繁殖してきたのはもちろんですが、本能的に球を落とし根を生やして増殖。
そのため、球はあらかじめ外れやすくなっています。

とはいえ、外的な要因がない自宅などであれば勝手に外れることはありません。
たとえ外れたとしても安心してください。
簡単に発根します(ただしベンレートで殺菌、メデネール100倍希釈での水やりをおすすめします)。