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2025/06/12 20:00
IKKAKU vol2 の出店者紹介。
出店期間:6月25日(水)~29日(日)
※28,29日の週末のみ在廊
※展開アイテムの詳しい情報はブランドインスタグラム等をご覧ください。
「LIGHTHOUSE.PLANTS」が扱うユーフォルビアオベサは、すべて海外実生株。すべての株が唯一無二の風貌で、国内実生の株とはまるで異なる個性を放ちます。
また、「LIGHTHOUSE.PLANTS」自体も普通の園芸店とは異なります。取り扱う株のセレクト・選定において一般的に園芸では嫌厭されてしまう徒長や崩れた形、色などもすべて“個性”として捉え、それぞれの個体が見せる姿を彼ら独自の感性で美しさを見いだすことにより“生きるオブジェ”アートとして昇華させて提案します。
人間と同じです。人間も多様性を認められる時代になりつつあります。ジェンダーや、国際性、年齢、出自、経歴などに対する“偏った見方”というものは多くありますが、そのすべてを一度受け入れて、理解・解釈しそれぞれの良いところを自分自身の価値観でとらえていくという考え方は我々人類にとっても非常に重要なことです。
また、ユーフォルビアオベサをアート的観点から見てみると…
原産国のアフリカ大陸の美術作品は“視覚的抽象”を好む傾向にあります。多くのアフリカの美術品は、平面ではなく3次元的に体験されるよう意図されています。“作品を360度どこの角度から見ても楽しめる”、また、“360度1周して初めて、立体としてのその作品の全貌が現れる”といった特長があります。

今回のIKKAKUvol2にも「羊と山羊」所属作家として出店する、陶芸家・古賀文博氏の個展を行ったときに、ひょんなことから、“オベサって横から見てももちろんおもしろいけど、真上から見てもおもしろいよね”ということに気がつきました。一般的に植物の写真を撮るとき(特にお気に入りの作家鉢に植えた場合)、横から撮ることが多いのではないだろうか。しかしオベサという植物は3次元的にとらえることができます。いわゆる、“A面”が複数存在します。そこで上から見ても、まるでお皿に盛られたフランス料理のように楽しめるというコンセプトの鉢をオーダーして作ってもらったのがこちらの鉢です。(写真2枚目)※今回も少量持ってきてくれるそうです。早い者勝ちです!
このように、「LIGHTHOUSE.PLANTS」の“個性をアートに昇華する考え方”とユーフォルビアオベサが持つ“美術的要素”がかけ合わさったときにおこる化学変化をぜひご堪能ください。