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2025/09/02 23:03
【捻じれ - TWIST】
通常、ユーフォルビア オベサの稜は8稜。
ですが、捻じれが生じたオベサはもはや何稜かわかりません。

捻れは突然変異の一つであり、綴化や石化などと同じくモンスト(F. MONSTROSA)現象の一つです。
どのようなオベサでもなり得るわけではなく、過去にどのような遺伝子が交雑(別のユーフォルビア属との交配)されているか。
そして環境に左右されます。

ご自身が飼っているオベサ。
ある晩。
いつも通り観察してみるとオベサ特有の「白い液」を垂れ流している、またはにじみ出ていた。
このような経験ありませんか?
どこかにブツけたわけでもなく。

これは自ら体を捻じれさせ、それに耐えきれなくなった結果、捻じれの裂け目から白い液を垂らす。
これが【捻じれ】です。

この捻じれが日々繰り返すことで、稜の上下がどんどんズレていき、数年かけて今回ご紹介する捻じれオベサが生まれます。
しかし捻れは捻じれでもここまで見事に捻じれが激しく、大きな株は数が少なく大変希少です。
更にボトムスの木質化。
一部”白木質化”しています。

捻じれオベサとしては100点満点。
今後もどんどん捻れながら1年後には全く違う姿になって楽しませてくれる一株です。

今回はATAHETASさんの鉢でコーディネイトしました。
※鉢はスタイリスト私物。