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2025/10/29 11:26
三頭が均衡を保ちながら並ぶ、構造の整った個体

円扇石化によって形成された三頭株 トリプルヘッド オベサです。
それぞれの頭がほぼ同じ高さで並び、稜線の流れが連続的に繋がることで、ひとつの「扇面構造」を作り出しています。
頭部間の隙間はほとんどなく、互いの成長が干渉しながらも均衡を保っている面白い一株。
這株由圓扇石化變異形成三個頭部。
三頭高度幾乎一致,稜線相連,構成一個穩定的扇面形結構。
三頭緊密貼合,彼此支撐又不壓迫,展現出自然的平衡美。
石化による帯状成長と木質化の進行

円扇石化は生長点が帯状化し、扇のような面構造を作る自然変異。
この個体では三頭それぞれが同様の石化を見せ、下部にかけて木質化が進行しています。
乾いた質感と深みのある褐色が、長い時間を経た個体にしか現れない落ち着きを与えています。
球体の緑と木質部の褐のコントラストが美しく、質感の差が立体感を際立たせています。
圓扇石化是生長點帶狀化的變異,使原本球形的生長轉為扇形層面。
此株下部木質化明顯,褐與綠自然交融,表面乾燥細膩,像老木的質感。
這種質地與色階的變化,讓人感受到時間的深度。
密着構造と今後の展開性

三つの頭部が密着し、内部で微細な隆起が起こり始めているのがわかります。
今後は稜のねじれや新たな分岐が生じる可能性もあり、成長の方向を読みきることは難しいのが円扇系のオベサ。
この不確定性こそ石化株の魅力であり、構造変化を観察する楽しみを与えてくれます。
本株はメス株であり、花芽形成も期待できる稀少な良型である。
三頭密接處已出現細微隆起,未來可能產生新的稜線或分岔。
這種無法預測的生長正是石化株最迷人的特徵。
此株為母株,兼具構造完成度與變化潛力。
※鉢はスタイリスト私物です。
 

 
 


 
							