BLOG

一個体でありながら、それぞれの頭部が全く異なる姿を見せている大変レアな多頭（マルチヘッド）オベサです。

主頭はやや縦に伸び、均整のとれた稜構造を保っていますが、側頭の一部はモンスト（奇形）化しており、稜のねじれや扁平化が見られます。

さらに、木質化の進行度にも差があり、あるものは滑らかに、あるものは深く割れたような質感を持ちます。

まるで一群の兄弟がそれぞれ異なる環境で育ったような、個体ごとの成長の記録が刻まれています。

在一株裡展現出完全不同的個性

這株布紋球雖然是一個體，但每個頭的外型都不一樣。
主頭略高且對稱，而側頭中有幾個出現了扭曲或變異的現象，稜線呈現不規則的旋轉與平面化。
木質化的程度也各不相同，有的表面光滑、有的出現深裂的質感。每個頭都像在講述自己成長的故事。

木質化が描く表情

木質化部分の色味は淡い黄褐から濃い茶まで幅広く、ところどころに緑がまだらに残る姿は、経年変化の美しさを感じさせます。
古い表皮が乾燥し、模様のように残ることで、質感のコントラストがより際立ちます。
このような木質化は単なる老化ではなく、環境適応の結果として現れる自然の造形です。

木質化帶出的層次與紋理

木質化的顏色從淺褐到深茶，交錯著殘留的綠色。
這些層次構成了一種歲月的美感。
木質化並非老化，而是環境適應的結果，是布紋球長年生活痕跡的象徵。

微妙な形の差異がつくるリズム

それぞれの頭部の丸み、稜の高さ、色の深さが異なりながらも、全体としてはひとつの株としてまとまりを持っています。
統一感と多様性が共存する姿は、布紋球の群生株の魅力そのものです。
一点一点に異なる「性格」を感じ取ることができる多頭株です。

差異之中形成的節奏感

每個頭的形狀、稜線、顏色都不一樣，卻又組成了一個和諧的整體。
這種統一與多樣並存的姿態，正是布紋球多頭株最吸引人的地方。
每一顆都像有獨立的個性，值得細細欣賞。

※鉢はスタイリスト私物