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2025/11/21 12:29
四つの成長点が生み出す特異な造形

本株は親株から二つの株が生まれ、その二つの株それぞれが二つの成長点を持つという、極めて珍しい構造を形成しています。
計四点の成長点を持つオベサは稀少性が極めて高く、群生でも石化でもない “複雑な分岐構造” が唯一無二の表情を生み出します。
全体幅は子吹きを含めて 約8.8cm。凝縮されたフォルムの中に動きと密度が共存する個体です。
親株が中心となり子吹きを展開する独特の成長パターン

本株の特徴として、分岐はすべて親株からのみ発生している点が挙げられます。
親株の稜線から複雑に絡み合うように子株が展開され、上部の二つの株がさらに成長点を二つずつ保持するという、非常にレアな成長サイクルが見られます。
このような構造は人工的な介入では生まれにくく、長い年月を経て自然に生じたものと推測されます。
締まりのある質感と石化の入り方が示す成熟度

稜線は強く締まり、全体的に繊細な石化が入り込み、緻密な表情を作り出しています。
石化のバランス、稜線の強弱、表面の張りと沈み込み。
どこを見ても“作り物ではない自然の造形美”が宿っており、成熟したオベサ特有の風格を感じさせます。
希少性の高いコレクター向けの一点もの

四点成長点を持つ構造と、複雑に絡み合った群生の存在感は唯一無二。
サイズ以上の迫力があり、コレクション性の高い一株です。
※鉢はスタイリスト私物
A highly unusual Euphorbia obesa featuring four active growth points.
Two heads emerged from the main body, and each head developed two growth points, creating a rare four-point formation.
The total width, including the offsets, reaches about 8.8 cm.
Compact, sculptural, and visually dense, this specimen stands out as a unique collector-grade plant.
四個生長點的稀有布紋球。
母株分裂出兩株子球,而每株又各自擁有兩個生長點,
形成總共四點的特殊結構,非常罕見。
包含子吹後的最大寬度約 8.8 公分,
造型緊實且立體,是非常值得收藏的獨特個體。


