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本個体は成長点を二点持つ円扇石化タイプのオベサです。

通常の単頭とは異なり、成長の起点が左右に分かれているため、中央に裂け目のような明確な境界線が現れます。

二つの成長点が互いに引っ張り合いながら面を押し広げることで、石化特有の張力と立体的なうねりが生まれています。

親株の最大幅は約6.5cmで、サイズとしては比較的コンパクトです。

しかし稜の立ち上がりや曲面の張りは強く、情報量が凝縮した造形になっています。

円扇石化は形が崩れて見える個体もありますが、この株は面の流れが破綻しにくく、稜線と凹凸の関係がはっきり残っている点が特徴です。

周囲には無数の仔が発生しており、現在も増殖が進んでいる状態です。

仔が成長することで、親株の石化構造にさらにボリュームと複雑さが加わり、全体の輪郭が年々変化していきます。

二点成長点の境界線という核を持ちながら、仔吹きによって外周が拡張していくため、長期で観察するほど面白さが増す個体です。

This is a cristate Euphorbia obesa with two distinct growth points.

Each growth point has developed independently, creating a clear boundary at the center that looks like a natural split.

Despite its cristate form, the overall structure remains relatively balanced, with defined ribs and surface planes.

The parent plant measures approximately 6.5 cm at its widest point and produces numerous offsets around the base.

This specimen offers both structural interest and long-term development potential.

這是一株成長點分成兩點的圓扇石化布紋球。

左右兩個成長點各自發育，在中央形成明顯如裂縫般的分界線。

雖然屬於石化型態，但整體結構並未過度崩解，稜線與表面輪廓仍然清楚。

母株最大寬度約為6.5公分，周圍持續長出大量側芽。

是一株兼具結構觀察性與後續變化潛力的個體。