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2026/01/30 21:57



成長点の逸脱が生む構造の歪み


親株が綴化した状態から派生し、仔株までもが同様に綴化を引き継いだ極めて希少なオベサです。
成長点は本来一点に収束するはずの秩序を放棄し、線状かつ面状に拡張することで、植物としての設計思想そのものが書き換えられています。
単に稜がうねって変化したモンスト株ではなく、成長点の構造的異常によってのみ成立する円扇綴化。
この株はその条件を明確に満たした一株です。



親から仔へと継承された綴化の痕跡



親株の綴れた成長点から生まれた仔株もまた、正常な球体形成を拒否するように綴化、捻れが生じています。





これは偶発的な奇形ではなく、成長点の異常が世代を超えて連続した結果であり、極めて観察価値の高い事例です。





親株・仔株ともに捻れを伴いながら成長しており、ユーフォルビア属特有の白い乳液を滲ませつつ、時間とともに構造を変化させ続けています。



静止しない彫刻としてのオベサ



仔株を含めた最大幅は約9.8cmとコンパクトでありながら、内部には複雑な成長履歴と構造的緊張を内包しています。
この株は完成形ではありません。
日々、ゆっくりと、しかし確実に形を変え続ける存在であり、鑑賞者に対して常に新しい局面を提示します。
植物でありながら、時間を素材とした立体作品として成立している点にこそ、本個体の本質的価値があります。


This Euphorbia obesa is an extremely rare specimen where both the parent plant and its offsets exhibit true crested growth.
The abnormal growth points have been inherited across generations, creating a continuously evolving sculptural form.
It is not a finished shape, but a living structure that changes slowly over time.


這是一株非常罕見的布紋球。
母株呈現明顯的綴化狀態,而由母株長出的仔株同樣發生綴化。
成長點的異常持續延續,整體造型仍在緩慢變化之中,具有極高的觀賞與收藏價值。