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2026/02/08 09:14
形態異常としての群生構造


親株を中心に無数の仔株を吹かせながら成長した、明らかに通常の生育パターンから逸脱したオベサです。

単なる仔吹きではなく、各仔株ほぼすべてに捻れと歪みが生じており、個体全体が一つの塊として異様な緊張感を帯びています。
球体植物であるオベサ本来の均整はここにはなく、むしろ破壊された秩序そのものが造形として成立しています。
時間が彫った立体

最大幅は約13.8cm。
このサイズに至るまでの長い年月の中で、基部は強く木質化し、表層には幾重にも重なる成長の痕跡が刻まれています。

捻れながら肥大した仔株一つひとつが、異なる方向性とリズムを持ち、結果として全体は彫刻作品のような立体構成を形成しています。
成長とは拡大ではなく、変質であることを如実に示す個体です。
個体価値と分類上の位置づけ

このオベサは「珍しい」という言葉では収まりません。
同型は存在せず、再現性もありません。

誰かのコレクションの延長線上ではなく、「自分だけの一株」を求める視点にのみ応える存在です。
鑑賞対象として、植物と彫刻の境界に立つ一株だと言えます。
本個体は雌株です。
※鉢はスタイリスト私物
A vintage Euphorbia obesa with a highly abnormal clustered form.
This plant has produced numerous offsets from a central mother plant, and every offset shows twisting and distortion.
With a maximum width of approximately 13.8 cm, it clearly reflects decades of slow growth and structural transformation.
The hardened base and irregular form give it a sculptural presence beyond the typical spherical obesa.
A truly one-of-a-kind specimen for collectors seeking something no one else owns.
Female plant.
這是一株非常少見的老株布紋球。
以母株為中心長出大量側芽,而且每一顆側芽都產生明顯扭曲。
整體最大寬度約13.8公分,經過長時間生長後,基部已明顯木質化,造型極具雕塑感。
已完全超越一般圓球型布紋球的印象,是只屬於個人的唯一存在。
母株。

