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2026/02/11 17:07
稜線に強く刻まれた捻じれの痕跡

最大幅 約7.7cm。
マウンテンタイプ由来の縦長の構造を基調にしながら、成長過程で強烈な捻じれを生じた一株です。
各稜は本来放射状に均等配置されますが、この株は各稜の成長速度に差が生じるなどした結果、稜線が互いに押し合うように歪みながら下方へ展開しています。
この結果、稜が直線的に伸びることなく、回転するような捻転構造が固定化されました。
捻じれが生じる理由

オベサに捻じれが生じる主な要因は様々な説や見解があります。
長きにわたり、数多くのオベサを見てきたLIGHTHOUSE PLANTSの見解としては、長年繰り返し行われた交雑の結果。
要するにDNAの変異によるものだと結論づけています。
様々な優秀な遺伝子を持つユーフォルビア属と交雑されることで稀に生じる現象です。
基本的にユーフォルビア オベサの稜は8稜。
稜はほぼ均等に放射状に揃っていますが、捻れがが生じた稜は所々に自ら捻じれてことで生じる傷を作りながらゆっくりゆっくり稜をずらしていきます。
この時、その傷からはユーフォルビア オベサ特有の白い液を出しながら捻じれ、成長期である春から秋にかけてたまに見ることが出来ます。
下部に進行した木質化と全体の安定感

株の下半分は広範囲にわたり木質化が進行しています。
これは長期間にわたる生育と、上部への負荷を支えるための構造的適応とも捉えられます。
木質化した基部は重量のある上部を安定させ、結果としてこの複雑な捻転形状を維持する土台ともなります。
サボテンでも多く見られますが、大きく育った株は木質化した物が多く、これによって全体の支えになっている場合もあります。
サボテンでも多く見られますが、大きく育った株は木質化した物が多く、これによって全体の支えになっている場合もあります。
単なる奇形ではなく、成長と構造の積み重ねによって成立した、完成度の高い一株です。
※鉢はスタイリスト私物
※鉢はスタイリスト私物
Mountain Twisted Obesa
Maximum diameter approximately 7.7 cm.
A mountain-type obesa that developed a strong, fixed twist due to imbalance at the growth point.
Differences in rib growth caused rotational stress, forming a permanent twisted structure.
The lower half shows clear lignification.
A mature specimen with a stable structure supporting the upper body.
山型 捻轉 布紋球
最大直徑約7.7公分。
山型布紋球在生長點失衡的影響下,形成並固定了明顯的捻轉形態。
稜線生長速度的差異,使結構朝旋轉方向發展。
下半部已明確木質化。
支撐成熟且穩定的上部結構。

