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2026/03/12 12:28

円扇石化が生んだ二頭構造

今回ご紹介する株は、途中から分岐するかのように成長したダブルヘッドの円扇石化オベサです。
通常の成長とは異なり、成長点が扇状に広がる円扇石化の性質が現れています。
その結果、上部では二つの頭が自然に分かれ、ダブルヘッドとして成立しています。
単純な分頭とは異なり、石化の流れの中で二頭化しているため、構造自体に独特の動きが生まれています。
土台に刻まれた極端な稜の乱れ

親株の下部を見ると、稜の並びは極めて不規則です。
本来であれば整然と並ぶはずの稜が途中で崩れ、折れ、重なり合うように変化しています。
これは円扇石化によって成長の方向性が攪乱された痕跡です。
植物の内部で起こった成長異常が、そのまま立体構造として固定されています。
小さなサイズに凝縮された異形

サイズ感としては比較的コンパクトな部類に入ります。
しかし、円扇石化による構造変化と二頭化が同時に現れているため、造形の密度は非常に高い一株です。
上部は二頭の球体、下部は石化による乱れた構造。
一株の中に複数の成長異常が共存する、非常に観察価値の高いオベサです。
※鉢はスタイリスト私物
This plant is a double-head Euphorbia obesa formed through fasciation-like fan growth.
The base shows extremely irregular ribs created by disrupted growth.
Although relatively compact, the structural density and mutation make it a very unique plant.
這是一株由圓扇石化形成雙頭的布紋球。
親株的稜極度不規則,是生長異常留下的結構痕跡。
尺寸較為小型,但造型密度極高,是非常特殊的一株布紋球。

