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2026/03/13 09:25
マザープランツとして受け継がれてきたヴィンテージ株

今回ご紹介する一株は、海外コレクターが長年管理してきたヴィンテージの綴化 オベサです。
推定で約30年前後の年月を生きてきた株であり、現在ではほとんど見かけることのない古い世代のオベサです。
幾度も交渉を重ねた末、特別に譲り受けることができた一株であり、コレクターの世界でも簡単に手放されるような株ではありません。
未来へ形質を残すマザープランツ
マザープランツとは、希少な形質や遺伝的特徴を次世代へ残すために保持される母体株を指します。

オベサにおいては、交配や交雑の母体として維持されることが多く、基本的に売買や譲渡の対象になることはほとんどありません。
今回ご紹介する株もその役割を担ってきた株であり、本来市場に出ること自体が非常に稀な存在です。
綴化と石化が融合した異型構造

株全体を見ると、通常の球体構造とは明らかに異なる形態をしています。
綴化による成長点の連続的な変形と、通常よく見られる形状のヘッドが生え、同時に進行し、複雑に絡み合った構造を形成しています。

その結果、二つの頭を持つダブルヘッドとして成立していますが、一般的な分頭とは全く異なる造形です。
稜は連続的に崩れ、折れ、重なり合いながら広がり、成長の流れそのものが攪乱された痕跡が全体に刻まれています。
最大幅約17.5cmという圧倒的存在感

最大幅は約17.5cm。
このサイズだけでも非常に希少ですが、それ以上に特筆すべきは形状の異常性です。
綴化、石化、ダブルヘッドという複数の成長変異が同時に現れており、一株としての造形密度が極めて高い状態です。
ヴィンテージ株ならではの重量感と構造の複雑さが重なり、非常に強い存在感を持つオベサです。
This is a vintage monstrose Euphorbia obesa estimated to be around 30 years old.
It was maintained by an overseas collector as a mother plant.
The structure combines crest-like growth and fasciated distortion forming a double-head shape.
With a maximum width of approximately 17.5 cm, it is an extremely rare plant that almost never appears on the market.
這是一株約30年樹齡的古董級布紋球。
曾由海外收藏家作為母株長年管理。
綴化與石化融合形成雙頭結構。
最大幅約17.5cm,是市場上幾乎看不到的極稀有布紋球。


