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2026/05/01 13:36
異形が重なり合う構造

今回ご紹介する株は、中央に強烈な扇状綴化を持ち、その両サイドにスタンダードな球体が融合したマルチヘッド構造のオベサです。
複数の成長点が干渉し合いながら一つの塊として成立しており、それぞれの株が独立しながらも全体として一体化しています。
通常の株とは全く異なる成長経路を辿ったことが明確に読み取れる構造です。
綴化と通常成長の共存

中央の扇綴化部分は、成長点が帯状に拡張したことで発生したものです。

そこに通常の球体成長を行う株が左右に並ぶことで、極めて特異なバランスが生まれています。
綴化特有の細かな凹凸と、球体特有の張りのある稜が同時に存在し、それぞれが異なるリズムで表情を作り出しています。
この共存こそが、この一株の最大の特徴です。
珍奇性と存在感

最大幅約13cmというサイズ感に対し、内部構造の複雑さが非常に高く、視点を変えるたびに印象が変化します。
単なる大株ではなく、構造的な異常が積み重なった結果として成立した一株です。

雌株であることから、今後の交配においても価値を持つ存在です。
形状、構造、機能のすべてが揃った、まさに珍奇と呼ぶにふさわしい内容です。
※鉢はスタイリスト私物
A five-headed Euphorbia obesa combining a central fan-shaped crest with standard spherical heads on both sides.
Multiple growth points have merged into a single body, creating a highly unusual structural balance.
At approximately 13cm in width, it offers both scale and complexity, making it a truly rare and striking specimen.
中央為扇狀綴化,兩側為標準球體的五頭布紋球。
多個生長點彼此干涉並融合為一體,形成極為特殊的結構平衡。
最大幅約13cm,尺寸與構造複雜性兼具,是一株極具珍奇性的存在。

